小さなお子様をお持ちのお母様へ
2015.08.11
シーラントで虫歯予防!
お子さんの虫歯予防に効果的な「シーラント」という処置をご存知ですか?
シーラントとは、虫歯になりやすい乳歯の奥歯・生えたての永久歯の噛む面の溝の部分にプラスチックを埋め込んでその溝からできる虫歯を予防する方法です。
乳歯の特徴でもありますが、奥歯は形がぼこぼことしていて歯の溝が複雑です。
歯ブラシでは、なかなか汚れを落とし切ることが出来ません。
生えたての永久歯(六歳臼歯)は生柔らかく形も複雑で注意していても虫歯になりやすいものです。
シーラントはその生えたての永久歯も虫歯から守ってくれます。
<シーラントの処置の流れ>
①機械でシーラントする部分を掃除し、歯の周りの水分を取る
ブラシが回転する機械で歯の表面の汚れを取り除いてキレイにします。
その際歯の溝に歯石などが着いていれば超音波とお水が出る機械で落としていきます。
そして、シーラントを塗る時にだ液などの水分が入ってしまうとシーラントが取れやすくなってしまいます。
そうならない為にしっかりと水分を吸いながら行います。
②シーラントを塗る
シーラントが歯に付着しやすくなるように歯にお薬を塗り、5〜10秒ほど時間を置いて水で洗い流します。
そして、風をかけて歯を乾燥させ、いよいよシーラントを流し込みます。
③光で固める
シーラントは、光で固まる素材で出来ています。
シーラントを塗った後は照射器を歯に当てて固めます。
④最終確認
シーラントがしっかりと歯面に付着していることを確認して終了です。
シーラントを行う歯の溝は、虫歯をもっとも作りやすい部分です。
その歯の溝からの虫歯を防げるだけで歯が虫歯に侵される可能性がぐっと減ります。
最近の研究では、シーラントを行った子ども91人に対して3年間継続的に観察した結果、シーラントを行った歯は、66.7%虫歯にはならないとの結果が出ています。
これから一生使っていく歯だからこそ虫歯になる可能性を少しでも減らしてあげたいものです。
定期健診で塗っているフッ素に+αとして、乳歯の奥歯・生えたての永久歯にはシーラントをしましょう。
吉田歯科でも保険適用内でシーラントをしておりますので、お子さんの虫歯予防が気になるお父様お母様はぜひご相談ください。
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豊中市 医療法人スマイルデザイン吉田歯科