スタッフブログ - 森

2019.01.21

前歯が抜けちゃった!どうしよう!

インフルエンザが大流行中ですが、皆様お変わりないでしょうか?歯科医師の森です。

 

さて、吉田歯科はお子様がとても多いですが、ごく稀に前歯がごっそり抜けてくるお子さんがいらっしゃいます!

 

まさにてんやわんやの緊急事態!

もし自分の子供がそのような状態になった時、一体どうすればいいのでしょうか

 

今日は、患者さんが歯科医院に来るまでに気をつける項目について、まとめていきます🎶

 

何よりもまず患者を冷静にさせることが大事!

前歯が抜けるような衝撃が顔面を襲っている事態であるため、当然出血があったりで、精神的にもかなり動揺している可能性が高いです。まずは、本人が落ち着くような声かけをしてあげてください、まずはコミュニケーションができる状況にしてあげることが大事です!

 

 

歯の頭の部分(歯冠部)をつかませる。

歯にはいつも見えてる部分である「歯冠部」と、普段は顎の骨に埋まっているため見えていない「歯根部」に分かれています。歯根部にまだ組織が生きていれば、元に戻りやすくなるため、なるだけ歯冠部を持つようにしてください!

 

 

汚染している場合は最大10秒の水洗をさせる。

砂や泥がついていたりする場合は、その場で軽く洗ってあげる必要があります。しかし、長時間の水道水による洗浄は、根の周りの組織を痛めてしまう可能性があります!なので、10秒程度の洗浄にとどめておくように!

 

 

④できれば、その場で再植する。

歯が元に位置に戻せそうなのであれば、なるだけ早く戻すことが望ましいです。「60分ルール」というのがあり、60分以内にいい状態で元に戻せば、それだけ正常に機能してくれる可能性が高くなるのです!逆に60分を超えて戻すと、引っ付きが甘くなったり、本来と違う治癒の仕方をしてします可能性があるんです。

 

 

再植が可能であればその後にハンカチを噛ませ、歯科医院まで歯牙が動かないようにする。

 

 

再植不可能な時は、牛乳やその他保存液に浸し歯科医院に向かわせる。保存液がない時は誤飲に注意させ口腔内で保存させる

 

 

あとは、歯科医院にすぐに向かい、固定や根の治療等を施す流れになります。

 

緊急時の、周りの大人の対応が、その子の前歯を救うことにつながります。

ぜひ、何かあった時は参考にしてくださいね!

 

参考文献

Dent Traumatol. 2012 Apr;28(2):88-96.

記事一覧