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メタルフリー

銀歯のデメリットについて

従来から、日本の歯科治療においては様々な金属が使用されてきました。
特に、長年にわたって使用されてきた金属が保険治療で用いられる金銀パラジウム合金とアマルガム、いわゆる「銀歯」です。
これらの金属は非常に使い勝手のいいものとしてむし歯治療などで重宝されてきましたが、本物の歯との硬度の違い見た目が悪いことなど、様々な問題点があります。
なかでも、見逃せないのが「2次的なむし歯」「金属アレルギー」問題です。

銀歯が2次的なむし歯になりやすい原因とは?

自分の歯が、例えば柔らかいと仮定したら、銀歯は非常に硬い素材です。
柔らかい歯に、非常に硬い歯が重なり、毎日食事で噛み続けると、だんだん柔らかい歯に、亀裂が入ったり、ひびが入ったりして、隙間からどんどんむし歯菌が浸透して2次的なむし歯が、銀歯の真下で進行してしまうケースが非常に多いのです。(人間の噛む力は体重と同じ程度と言われ、一日に噛む回数は600回程度だと言われています)
しかし、銀歯が上にかぶさっていると、外の冷たいものにも触れないので、痛みも感じず、むし歯が進行します。

上記の理由により、銀歯は、平均5年くらいが寿命と言われています。
銀歯がむし歯になると、また外してやり変えるので、白い歯はどんどんなくなってしまいます。

金属アレルギーを引き起こす原因になる

口の中につまっている金属は、全身に弊害をもたらす可能性があります。
もし、内科や皮膚科で治らないような症状(頭痛・めまい・不眠・アレルギー・リウマチ・アトピー性皮膚炎など)がある場合は口の中の金属が原因である可能性もあります。
金属アレルギーの検査(リンパ球幼若化試験)では約半数の人に陽性反応がでます。保険の詰め物や被せには、金銀パラジウム合金という素材を使っています。この成分は、金12%、パラジウム20%、銀50%、銅10%の銀合金で出来ています。
これは、もう何十も前に厚生労働省委が決めた比率ですが、実は生体に安全な比率を考えて作ったものではなかったのです。

 

その当時の国の財政のことを優先的に考えた結果の割合(%)でしかありませんでした。調べてみてわかったのですが、歯科用合金は、金、白金、パラジウムの貴金属が75%以上含まれていないため、科学的に安定せず口の中で溶け出します。
つまり、金銀パラジウム合金は生物学的に問題があり安全とは言えないのです。

 

とくにパラジウムと銅は金属アレルギーを起こしやすいのでヨーロッパでは使われない傾向にあります。金銀パラジウム合金は金合金の安価な代用品として日本で使用される歯科用合金だったのです。あなたも、ある日突然詰め物がとれて、裏を見ると真っ黒になっていて「これは、大丈夫なんだろうか?」とビックリされたことがあるかもしれません。

 

確かに、保険のものを入れていても、ほとんどの場合すぐに病気になるというわけではないでしょう。
しかし、もし歯医者である私が、自分の大切な家族に被せ物を入れる場合、やはり保険のものは入れません。
口の中で金属が溶け出し、それを毎日飲みこむことを考えると…恐ろしくなります!

アマルガムの毒性について

歯科治療で使われる金属の中でも、特にアマルガムという歯科用金属は強い毒性をもっています。アマルガムは水銀50%、残りは銀、スズなどでできています。水銀は重金属で神経毒性が強く、感覚異常、不眠、めまい、アレルギー、肩こり、原因不明の痛みなどを引き起こします。
アマルガムは、口の中で溶けやすく、水銀は気化して口の中の粘膜からも吸収され、血中に入り体の中にどんどんたまっていき、それが細胞遺伝子レベルで悪影響を与えます。重金属の内臓への蓄積によりホルモンバランスの乱れが生じ、結果、免疫力の低下が起こります。免疫が正常に働くことによって、リウマチなどの膠原病が治った方もたくさんおられます。また、溶け出した重金属は皮膚の真皮層に蓄積し肌の老化を進めてしまいます。さらに、体に蓄積された重金属は活性酸素をどんどん発生させ、確実に細胞ダメージを与え、細胞の老化はスピードアップされます。また活性酸素によりDNAが傷つけられるとそれががんの原因にもなります。アトピー性皮膚炎の患者を対象とした調査では、歯からアマルガムを取り除くと、約半数の患者の皮膚炎が改善したという結果も出ています。

身体に害のない詰め物について

長々と説明しましたが、怖がらせようと思って書いたわけではありません。
身体に危険であるにも関わらず、ほとんどの方が知らない現状に、歯科医師としてどうしても患者様に知ってほしいという思いからだということを、どうかご理解ください。
当院では、身体に害のない、または害の少ない次のような詰め物を推奨しています。

セラミック 生体親和性が非常に高い素材です。
金属をまったく使用していないため、身体への悪い影響はありません。また、天然の歯とほぼ同じ色をしており、誰にも詰め物をしていると気付かれないほど自然な見た目です。
ハイブリッド セラミックという陶器の一種プラスチックを混ぜ合わせた物で、金属は一切使用していません。
また、銀歯と比べれば、自然な歯に近い色合いを再現できます。
ゴールド 金は、体に一番害がなく劣化しにくい金属です。
硬さも本来の歯に近く硬すぎず柔らかすぎず、適度な弾性があるので、自然な噛み合わせを表現できます。ただ、銀歯ほどではありませんが、若干目立ちやすいことが難点です。

浅いむし歯向け 詰め物(インレー)

セラミックインレー

長所
  • 天然歯に最も近く変色しない
  • 適合性に優れている
短所
  • 割れる可能性がある
保険 保障 審美性 耐久性
× 5年 ★★★★★ ★★★★

ハイブリッドインレー

長所
  • 強化樹脂で部分的なむし歯も白くなる
短所
  • すり減りやすい
保険 保障 審美性 耐久性
× 5年 ★★★★ ★★

銀・パラジウムインレー

長所
  • 保険が適用され経済的
短所
  • 色が黒っぽく見える
  • 金属アレルギーが起こる場合がある
保険 保障 審美性 耐久性
★★

深いむし歯向け かぶせ物(クラウン)

オール セラミック

長所
  • 歯先に透明性があり、最も天然の歯に近い
  • 変色しない
  • アレルギーが起こりにくい
  • 歯肉との境目が分りづらい
短所
  • 自分の歯より硬い
保険 保障 審美性 耐久性
× 5年 ★★★★★ ★★★★

ハイブリッドジャケット冠

長所
  • 従来のプラスチックの欠点である水分の呼吸や摩耗を改善している
  • 自然の歯に近い色
  • 変色しにくい
短所
  • 透明感が若干少ない
  • すり減る場合もある
保険 保障 審美性 耐久性
× 5年 ★★★★ ★★

硬質レジン前装冠

長所
  • 保険が適応され経済的
短所
  • 変色し、黄ばんでくる
  • 耐久性に問題あり
  • 表面が傷つきやすい
  • 摩耗して金属が見えることがある
保険 保障 審美性 耐久性
★★
皆様の健康に対する考え方、
そして予算のことも考慮しながら、
ご自身に合った最適な詰め物を
お選びください。
皆様のご健康と、心豊かな生活を
心から願っています。

繰り返しになりますが、このページを読まれた患者様を驚かそう、怖がらせようと思ったわけではありません。
保険治療でもしっかりと治せるむし歯はたくさんあります。
そして、銀歯を詰めなくてもいいように、むし歯の予防をしっかりと行いましょう。
お悩みのこと、お聞きになりたいことなどありましたら、いつでもご相談ください。

 

費用

歯の一部に詰める修復物 コンポジットレジン 15,000円~
(税込17,500円~)
部分的な被せ物 ハイブリッドインレー 30,000円
(税込33,000円)
オールセラミックインレー 50,000円
(税込55,000円)
歯にすっぽりかぶせる修復物
※歯質の崩壊がはげしい場合は土台(当院ではファイバーポストを使用)の作製が必要になります。
土台(コア) 10,000円
(税込11,000円)
ホワイトゴールドクラウン 60,000円
(税込66,000円)
ゴールドクラウン 90,000円
(税込99,000円)
メタルセラミッククラウン 100,000円
(税込110,000円)
オールセラミッククラウン 120,000円
(税込132,000円)
薄い人工歯プレートを貼りつける治療 120,000円
(税込132,000円)
義歯 300,000 ~ 500,000円
(税込330,000~550,000円)
(治療の難易度による)