当院の設備

2013.09.13

CTの導入と親不知の抜歯

数か月前より、吉田歯科ではCTを導入しました。

 

 

歯科医院でCTを導入している医院は豊中市でも数件です。

 

今まではインプラントを安全に行うために外部に委託し、CT撮影を行っていました。

 

また、通常のレントゲンで判断するとリスクの高い親知らずの抜歯などは

 

CT撮影可能な大学病院などの施設に紹介しておりました。

 

しかしながら、それでは患者様の負担も大きく、世界最先端の医療を提供する

 

という診療方針にも反しておりますので今回CTの導入を決断しました。

 

今回は、このCTについて少しご説明させていただきます。

 

■CTとは?

 

従来のレントゲンと違い、立体的に見れるようになるため、

 

親知らずの根の先と顎の神経との詳細な位置関係や歯周病の骨破壊の診断、

 

上顎洞炎や根先病変の診断、根破折の発見などが確実になります。

 

 

最近何かと話題のインプラント治療にも安全かつ確実な結果の為には必須になりつつあります。

 

画像は、診療室に備え付けられたモニターに映し出し、患者さまにもご確認いただいています。

 

また、歯科用CTは、医科用のCTとは異なり、歯科用にカスタマイズされたもので、

 

放射線量は10分の1以下になっています。

 

これは、飛行機でニューヨークを往復した場合よりも少ない線量で、

 

さらに防護エプロンを装着していただくため極めて安全です。どうかご安心ください。

 

■CTと親不知

 

親知らずのトラブルで歯医者さんへ行ったら

 

「根の先が神経に近いから抜歯すると神経を傷つけるかも」

 

と言われて抜くことを悩んだ方も多いと思います。

 

従来のレントゲンでは2次元でしか撮影できないため、

 

根の先と神経の位置関係が分かりにくい場合が多いです。

 

近いのは分かるけど立体的な位置関係はわからないですし、

 

神経自体がはっきり写ってなかったりもします。

 

歯科医院でのCT導入にあたって一番使用頻度が高くなるのが親知らずの撮影だと思います。

 

健康保険も適用されます。

 

ちょっと費用の負担はありますが、埋まっている親知らずの抜歯による神経マヒのリスクを、

 

より確実に診断でき、より安全な抜歯の準備ができるという面では、

 

親知らず抜歯の多い吉田歯科では待ちに待ったCT導入でした。

 

当院では通算、少なくとも1000本以上の親不知の抜歯をしています。

 

親知らずの処置は、歯科医師のテクニックと経験により患者さまの負担が

 

大きく変わる処置です。

 

当院で処置を受けた患者様の多くが、「思ったよりずっと楽だった」

 

という声をいただいています。

 

 

実際のレントゲン写真とCT画像を見てみましょう。

 

 

レントゲン撮影では明らかに神経と歯根が重なって見えます。
(緑のラインが神経です)

 

今までではこの時点で大学病院へのご紹介でした。

でもCTを撮影すると、神経から離れていることがわかりました。

 

 

このようにCTを取ることで3次元的な根っこの位置の確認や根っこの曲がり方、

 

骨の厚みなどを詳細に観察できるようになり、

 

従来、大きな侵襲があった抜歯も最小限の侵襲で済むようになります。

 

抜歯にかかる時間も大幅に短縮されます。

 

吉田歯科ではこのようにCTを撮影し、本当に神経に近いもしくは接している方のみ

 

病院へ紹介させていただきます。

 

その場合はデータをDVDに入れてお渡ししますので再撮影の必要はありません

 

神経との距離がある程度ある場合は、患者様が紹介を希望されない限り、

 

吉田歯科で抜歯いたします。

 

 

今回ご紹介したCT撮影には、3割負担の方で約3500円の費用負担が生じます。

 

しかし、いろんなリスクを考えたとき、必要な場合は抜歯前にCT撮影させていただきたい

 

と考えているため、開業当初からの目標のCT導入ができたことをうれしく思います。

 

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豊中市 医療法人スマイルデザイン吉田歯科

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