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2015.04.24

麻酔注射が効きやすい?効きにくい?

患者さまのなかには、歯科の麻酔の代表格である「浸潤麻酔」がなかなか効かないという方や、逆にすごく効きやすくて治療後もなかなかしびれがとれなかったという方、どちらもいらっしゃいます。

 

ご自身の体質や歯科医師の注射の技術を不安に感じられた方もいらっしゃるかと思いますが、浸潤麻酔の“効く・効かない”は、患者さまの体質や歯科医師の麻酔の技術で決まるものではありません。

 

実は、これは患者さまの「骨の質」次第で決まるものなのです。

 

 

 

浸潤麻酔をよく効かせるには、歯を取り囲んでいる「歯槽骨」の中に麻酔をしっかりとしみ込ませ、歯の神経に十分に到達させる必要があります。

 

ところが、歯槽骨の表面は「皮質骨」という硬い骨でおおわれています。

 

この部分がガッチリと硬く厚みのある患者さまの場合、麻酔はなおのこと骨にしみにくく、なかなか効かないのです。

 

しかし、歯槽骨がガッチリと硬く厚みがあるということは、つまり歯の支えがしっかりとしているということですから、患者さまの歯の健康にとって、とても喜ばしいことです。

 

浸潤麻酔の効き目にとっては少し損ですが、「仕方がないな」と思っていただければありがたいです。

 

 

もうひとつ、麻酔が効きにくいケースがあります。

 

それはひどい炎症が起きているという場合です。

 

麻酔薬はからだの平均的なpH値、つまり少しアルカリ性の環境でよく効くようにできています。

 

ところが、炎症が起きると、乳酸が局所的にたくさん溜まり、そこは酸性の環境になってしまいます。

 

こうなってしまった時、麻酔の注射をしても肝心の効力が落ちてしまうのです。

 

「通常なら効くはずが、まだ効いてこない」という場合は、やはり麻酔の注射を追加(決められている麻酔量の範囲で)せざるを得ません。

 

麻酔がなかなか効かないとなると治療がつらくなるので、炎症がひどくなる前に、早めの受診を心がけましょう。

 

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豊中市 医療法人スマイルデザイン吉田歯科

 

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