小さなお子様をお持ちのお母様へ

2013.10.16

床矯正について

これまでの歯並びや矯正の記事で、「床矯正」という言葉がでてきましたので、

 

その「床矯正」について少し詳しくお話しします。

 

当医院HPの診療案内にも詳しく書かれていますので、そちらも参考にしてください。

 

床矯正は、写真のような入れ歯によく似た装置を口の中にはめて、少しずつネジを巻く

 

ことで装置の大きさを調節しながら、歯や顎の正しい発達を促します。

 

 

装置は、幼児でも簡単に扱えます。

 

床装置の治療目的は、

 

1.萎縮した顎を正しい大きさに拡大します。
2.歯を正しい位置に動かします。
3.後退している下顎を前方に誘導し、移動します。
4.舌などの悪習慣の是正をします。

 

1つの装置につき、基本的には一方向しか移動できないので、

 

顎を拡げる装置、歯を押し出す装置などいくつかの装置を組み合わせて治療します。

 

治療開始時期が早ければ早いほど治療は早く終了します。

 

このように、床矯正は装置の数で設定されていますので、早期の治療開始ならば1つの装置で

 

治療は終わります。症状が複雑になれば、それだけ複数の装置が必要となり、

 

治療費もかかるということになります。

 

 

早く治療を終えたい場合、床矯正装置はできるだけ長い時間装着した方が良いです。

 

しかし、24時間装着しなければならないものではありません

 

食事や歯磨き、英語・国語・音楽の授業など発音や発生に影響が出る場合は装置をはずします。

 

食事の時の咬む力が、移動した歯をより安定した位置へ修正します。

 

咬む刺激を考え、食事の時は必ず装置をはずしましょう

 

その他、学校で装着するのは嫌な場合などもはずして問題ありません。

 

少し治療期間が長くなっても、1日12~14時間以上装着していれば治療は可能です。

 

装置をはずしていると、「後戻り」が起こり、装置がきつく感じる場合もあります。

 

その場合は、一旦ネジを巻き戻して装着し、30分後に元に戻します。

 

もし、12時間以下しか装着できない場合は、歯を抜く治療方法などに方針を変更

 

せざるをえません。

 

 

また、場合によってはワイヤーを使用した治療も補助として行う場合があります。

 

床矯正の欠点は、顎・歯を一方向にしか移動できないことです。

 

一方ワイヤー矯正は、歯が動けるスペースさえあれば多数の歯を三次元的に移動できます

 

しかし、低年齢で床矯正の治療を開始すれば、歯並びの乱れは少ないので、ワイヤーを使用

 

する可能性は低くなります。

 

 

出典:「床矯正・矯正治療の手引き」 著/鈴木設矢 (床矯正研究会)

 

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豊中市 医療法人スマイルデザイン吉田歯科

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