妊婦の患者様へ

2013.08.08

妊娠中に起こりやすい口腔内の病気とは?

【妊娠性の歯肉炎】

 

妊娠してから歯肉からの出血が多くなったという妊婦の方が時々いらっしゃいます。

 

これは、妊娠性の歯肉炎といって、妊娠によるホルモンバランスの変化によって、

 

歯肉炎に対する体の防護力が低下したためと考えられています。

 

特に前歯の歯肉が腫れる傾向にあります。

 

抵抗力が低下しているわけですから、より徹底したホームケア(歯ブラシ)が必要になります。

 

歯肉炎は、感染症であり、原因菌は、歯垢(プラーク)という白くねばねばしたものの中にいます。

 

この歯垢を歯ブラシで、できる限り除去し、菌の数を減らせば、歯肉炎は治癒します。

 

歯科医院による口腔ケアと日頃からの歯磨きをしっかり行えば歯肉炎を防ぐことは可能です。

 

あくまで、歯肉に付着したプラークが対象なので、

 

歯と歯肉の境を優しく丁寧にブラッシングしてください。

 

強くやりすぎると、歯肉に傷がつき逆効果です。

 

虫歯と違い、正しいブラッシングで、ほぼ完治します。

 

出産後、ホルモンのバランスが落ち着くと治りますが、

 

そのままお口の中を不潔にしておくと、歯周病へと進行していきます。

 

ブラッシング指導をご希望の方は、遠慮なくお申し出ください。

 

 

 

【歯の動揺】

 

妊娠時には出産を容易にするために骨盤の靭帯がゆるみ、

 

それに伴って体の各部位でも靭帯が緩みます。

 

歯とアゴの骨をつないでいる靭帯である歯根膜も緩むことにより歯が動いてくることがあります。

 

まれですが妊娠8ヶ月頃までに起こり、それ以降は自然に動揺が減少していきます。

 

【神経痛様疼痛】

 

妊娠中は歯の神経が入っている歯髄の中で充血が起こることがあり、

 

これにより中の圧力が高まり、神経が圧迫されて痛みを感じることがあります。

 

これが起こるのは妊娠5ヶ月頃までで、その後自然に治るといわれています。

 

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豊中市 医療法人スマイルデザイン吉田歯科

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