治療

2014.04.28

つめものをしたあとに、シミるのはなぜ?

「虫歯をしっかり取り除いてつめものをしてもらったのに、どうしてまた歯がしみるの?」
「もしかして、まだ虫歯が残っているのでは?」

 

このように、虫歯治療の後、また歯がしみたり痛んだりして、ご心配に思われたことはありませんか?

 

 

象牙質まで進んだ虫歯を治療する際、さいわい神経を取らずにすんだ歯に、治療後冷たいものがしみる、違和感がある、強く噛むと痛いなどの症状が出ることがあります。

 

治療自体はうまくいっているのに、このような症状が出てしまうのは象牙質の構造に原因があります。

 

 

 

 

健康な歯は硬いエナメル質で覆われています。
ところが、エナメル質に穴が開くと、むき出しになった象牙質に加わるさまざまな刺激が神経に伝わるようになってしまします。

 

象牙質は、細いチューブを寄せ集めたような構造をしていて、その象牙質のチューブのなかを、神経から延びる細長い神経組織が通っています。
つまり、象牙質がむき出しになるということは、「神経がむき出しになるのとほとんど同じこと」なのです。

 

治療後にしみるという症状は、こうした構造が影響しています。
虫歯を治療するには、細菌に汚染された象牙質を削って取り除きますが、実はこの時、チューブを通る細い神経の末端もいっしょに切り取らざるを得ません。
虫歯の治療とは、生体を切除するいわば外科処置です。
治療後にしみるのは、こういうわけです。

 

 

しかし、歯とはよくできたもので、刺激が神経に伝わり続けると、歯は刺激をシャットダウンするために二次象牙質という防御機構を作り上げます。
これには3ヶ月ほどかかりますが、二次象牙質ができると、新たに神経を取る処置をしなくても、様子を見ているうちに症状が消えてしまうということがあります。

 

 

しみなくするために一番効果的な手立ては神経を取ってしまうことですが、神経は歯に栄養を運ぶ大事な組織です。
できるかぎり神経を保存し、歯を長く使い続けるために、歯科医師とともに、しばらく様子を見て頂ければと思います。

 

 

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豊中市 医療法人スマイルデザイン吉田歯科

 

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